ラス下地板にアスファルトフェルトなどの防水紙を、たるみやしわのないように縦に張り付ける。壁の下方から上方に張り上げていき仮止めする。次に、このアスファルトフェルトの上に金網状のメタルラスを張り付ける。メタルラスはモルタルの付着をよくする。ステープルかカッター釘で千鳥に止める。この外壁下地を構成する作業は、壁面の腐食・亀裂・剥離につながり、建物の耐久性に影響してくる。ところで、モルタル塗り下地は、速乾性があって堅牢性がある反面、亀裂ができやすい性質を合わせ持っている。そこで、亀裂対策を施しておく必要がある。特に、窓の隅角部などは亀裂が入りやすく、そうした箇所にはメタルラスを斜めに重ね張りして補強したりする。外壁のモルタル塗り作業は、(1)モルタル塗り下地、(2)中塗り、(3)スタック仕上げ、(4)基礎面仕上げの手順で行う。
(1)モルタル塗り下地
セメント1対砂3に水を加えて練り混ぜたモルタルをラス面に薄く下塗りする。これを「ラスこすり」という。水は塩分などを含まない清浄な水を使う。塗面には金ぐしなどで「荒らし目」を付け、塗り付けは隙間のないように「こすり塗り」する。「ラスこすり」乾燥後にヒビ割れが生じたら、割れ目に「目塗り」をして付け送りをしながら、むら直しをして「荒らし目」を付ける。
(2)中塗り
隅角部を定規塗りした後、「木ごて」で塗り上げ「金ごて」で均して、「刷毛」にあまり水を含ませないように仕上げていく。この仕上げ方を「刷毛引き仕上げ」という。
(3)スタック仕上げ
仕上げ材を製造元の仕様に従って粗練りしておき、作業に用いる分だけ別の容器で再度攬絆して使う。攬絆には電気攬絆機を使う。この攬絆した仕上げ材を塗る前に、壁面に水にエバライトなどの接着剤を混ぜた溶液を塗って「水湿し」をしておく。他の仕上げと接する箇所がある場合には、その仕上げ面を養生テープとポリエチレンフィルムなどでマスキングしておく。仕上げ材はむらなく塗り付ける。
(4)基礎面仕上げ
これは基礎コンクリートの外面の仕上げ塗りである。前もって基礎面に刷毛で水湿しをしておき、モルタルを金ごてで仕上げ塗りする。
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