公開審査に向けては、課題の大小に関係なく、会計基準、商法、証券取引法、税法、業務手続上やシステム上の問題など、多方面からの分析や改善を要求される可能性が高まっています。そのため監査法人選びは、M&A準備作業が会社にとって困難を伴うか否かに関わらず、経験と実績が豊富な監査法人を選択することが最重要ポイントと言えます。また、担当者との相性も、株式公開という密度の濃い共同作業の中で、互いに信頼関係を構築する重要なポイントであることは言うまでもありません。そして、公開に向けた課題が多岐で解決に相当の困難を伴うほど、また、会社の事業内容が革新性に富み、すでに株式公開している会社の比較が困難であるほど、なおさら経験と実績を持つ監査法人は頼りになる存在となります。会社は、公開に向けた課題に100%対処できるとは限りません。重要なのは、いかに会社の実状に合わせた課題解決を図るかであり、その経験の蓄積が、監査法人にとってのノウハウとなっています。